【元水泳日本代表解説】失敗しないゴーグルの選び方
マサトシ
マサトシです。水泳用のTwitter,YouTubeもやっています。

ゴーグルの選び方がわからない人
水泳のゴーグルってどう選んだら良いの?
クッション?ノンクッションってなに?どっちがいいの?
どこのブランドを買えばいいんだろう?
ミラーってなに?どんなメリットがあるの?

今日はこんな人のための記事です。

水泳を始めようとした時に必ず必要になってくるのがゴーグルですよね。

「クッション or ノンクッション?」「クリアレンズ or ミラーレンズ?」「スピード?アリーナ?ビュー…?」

など、色々と選択肢があるように思えますが、何をどう選んだらいいのか?どんな特徴があるのか?

そういったことを元水泳日本代表の僕が解説していきます。

ちなみに動画でも解説していますので、よろしければご覧ください↓

ゴーグルの選び方の前にまずはコレだけ抑えよう

まずは上の図をご覧ください。

まず、ゴーグルは「クッションゴーグル」と、「ノンクッションゴーグル」という2種類に分かれます。

そしてその先で、「クリアレンズ」と、「ミラーレンズ」という2種類に分かれます。

つまり、

①:クッション・クリアレンズ

②:クッション・ミラーレンズ

③:ノンクッション・クリアレンズ

④:ノンクッション・ミラーレンズ

という合計4種類ということです。

このゴーグルだけは選ぶな

次に、ゴーグルを選ぶ前に知っておいてほしいこととして、「初心者用ゴーグル」みたいなのはやめた方がいいです。

理由としては、「結局買い換えるから」です。

(※ただし、プールで歩くだけ。軽く泳ぐだけ。アクアエアロビスするだけ。とかなら全然OK)

今後あなたの泳力が上がり、泳げるようになった時。初心者用ゴーグルは大きすぎてフィット感が悪かったり、デザインが洗練されておらず「あ、この人泳げなそうだな、初心者っぽそうだな」という印象を与えてしまいます。

ただ、「私は初心者!泳げませんからね!!」といういわゆる初心者マーク的な意味合いとして買う分には良いかもしれませんが、結局買い換えることになるなら初めからそれなりのモノを買っておいたほうがいいと僕は思います。

あと、曇り止め加工されていないゴーグルも稀にあるので、そのあたりも注意しておきたいところ。泳いでいてすぐ曇るゴーグルのストレスってハンパないんですよね…

そのあたりは別の記事で解説していますので、よろしければ参考にされてみてください。

▶︎ 【裏技】ゴーグルは〇〇ちゃえば曇り止めなんていらない

ブランドに関して

水泳道具のメーカー(ブランド)はたくさんありますが、結論から言うと下記のメーカーのゴーグルであれば失敗しません。

①:アリーナ

②:ミズノ

③:スピード

④:スワンズ

⑤:ビュー

各ブランドの違いに関しては特にないかなぁと感じます。(良い意味で各社競争しており、どれも品質が高い。ということ。)

クッションゴーグルの特徴

レンズの縁部分にゴムが付いている=クッションゴーグル

まず、クッションとノンクッションって何?って話だと思うのですが、一言でいってしまえば「ゴムがあるかないか?」です。

つまり、

クッションゴーグル:ゴーグルの縁にゴムが付いているゴーグル

ノンクッションゴーグル:ゴーグルの縁にゴムが付いていないゴーグル

ということです。

クッションゴーグルのメリット・デメリット

メリット①:ゴムがあるため痛くない

ゴムがある=クッションになってくれるので、ゴーグルを付けていても痛くないというのが個人的には最大のメリットかなと思います。

メリット②:水が入り辛い

ゴムが付いていてくれている分、顔にフィットしてくれるので、飛び込み時や、ゴーグルを多少ゆるめに付けていてもゴーグルに水が入り辛いです。 

次にクッションゴーグルのデメリットを。

デメリット①:ゴム部分が劣化しやすい

やはり、プラスチックと比べてゴムの部分の劣化が早いので、物持ちという視点から見るとあまりよくないかもしれません。

デメリット②:プロっぽくない

テレビでみるようなスイマーはノンクッションであることが多いので、形から入るタイプの人はどうかなとおおいます。

ちなみに僕がレースに出る時は、必ずクッションゴーグルで泳ぎます。理由はゴーグルの中に水が入ってきたら嫌だから。

このあたりは好みとリスクの問題かな〜と思います。

ちなみにマサトシ着用モデルはコレ(ページ先で他の色もみれます)↓

ノンクッションゴーグルの特徴

レンズの縁部分にゴムが付いていない=ノンクッションゴーグル

次にノンクッションゴーグル(レンズの縁にゴムが付いていないゴーグル)の説明です。

クッションゴーグルのメリット・デメリット

メリット①:ゴムがない分、劣化し辛い

ゴム部分がなくすべてプラスチックなので、劣化が遅く、物持ちが良いと思います。

メリット②:プロっぽい

上述したように、テレビでみるような水泳選手はノンクッションゴーグルをつけている人が多いので、プロっぽくみえるかなと思います。形から入るタイプの人は良いかも。

次にクッションゴーグルのデメリットを。

デメリット①:慣れるまで痛い

ゴムがない分、直にプラスチックが食い込むので、慣れるまでがちょっと大変かなと思います。

そして、「痛いから」という理由でゆるくつけると水が入ってくるというジレンマ…笑

デメリット②:正しく付けていないと水が入ってきやすい

ゴムがない分、クッションゴーグルに比べてフィット感が劣るので、飛び込み時や正しくゴーグルがつけられていないと、水が入ってきやすいです。

参考までにゴーグルの正しい付け方を知りたい方はこちらもあわせてどうぞ

▶︎ 【元水泳日本代表解説】正しいゴーグルの付け方

ちなみに僕は練習の時にはノンクッションです。マサトシ着用モデルはコレ(ページ先で他の色もみれます)

各レンズの特徴

次にレンズの各タイプの特徴について説明していきます

クリアレンズのメリット・デメリット

メリット:色味が素直

黒レンズなら黒っぽく、赤レンズなら赤っぽくみえるという感じ。

つまり、「レンズの色=実際に付けて見える色」という形で色味がイメージがしやすいです。

下のゴーグルは黒のクリアレンズのゴーグルです。ゴーグルをつけるとそのまま視界が暗く(黒く)なります↓

デメリット:相手から目が見えてしまう

そして、視界がクリアな分、自分の目が相手からもみえてしまいます。これを嫌がる人は多いかなと思います。(※黒レンズは見え辛い)

ミラーレンズのメリット・デメリット

メリット①:相手から目が見えない

サングラスのようになっているため、ゴーグルをつけている時に相手から自分の目をみられることがありません。

メリット②:屋外でつけても眩しくない

サングラスのようになっているため、屋外で泳ぐ時の太陽の反射などが眩しくありません。

※外で使うのであれば、「可視光線透過率」という数値を気にしてみましょう。「実際にどんな風にみえるのか?」兄の動画が良くまとまっているので見てみてください↓

デメリット:色味が素直じゃない

「ゴーグルのレンズ色=実際に付けた時の色」とならないのがミラーレンズのデメリット。「レンズはゴールドっぽくみえるのに付けてみたら水色だった」みたいなことがあるのがミラーレンズの特徴です。

例えば、これはミラーレンズのゴーグルの中でも外と中が同じ色味のゴーグルです。(外から見ると青っぽく、ゴーグルを付けても青く見える)つまり、「レンズの色 = ゴーグルを付けた時の色」ということですね↓

問題は下のようなミラーゴーグル。外からみるとゴールドっぽくみえますが、付けてみると、水色のような色に見えます(レンズの色 ≠ ゴーグルを付けた時の色)↓

こういった観点から、もしミラーゴーグルを買うときには、レンズの色とゴーグルを付けた時の色が若干違うかもしれない。ということを頭に入れておくと良いかもしれません。

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▶︎ 【元水泳日本代表解説】ゴーグルの正しい付け方

▶︎ 【元水泳日本代表解説】水着の選び方はコレ!

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