【距離別に解説】クロールの息継ぎの回数って?

こんにちは!マサトシ(@swimshachoo)です!

 

こんなお悩みありませんか?

 

息継ぎの回数について悩んでいる人
息継ぎの回数ってどれくらいが適度なんだろう?
できれば泳ぐ距離別に息継ぎ回数の基準みたいなものが知りたいな…。

 

今日はこんなお悩みにお答えします!

 

なお、この記事の内容は現役のスイマーじゃない人向け。そしてこの息継ぎ回数の目安というのは、当然泳力(実力)によって変わりますので、その点だけ頭にいれておいていただければと思いますm(_ _)m

それでは早速解説を始めていきます。

【25〜50m編】クロールの息継ぎの回数

ここでは25mや50mの短距離のレースにおいての息継ぎの回数について解説します。

 

25m:1~3回程度

50m:4〜10回程度

これくらいがひとつの基準(目安)になると思います。
25mであれば、12.5m付近か15m付近で息継ぎ。

50mであれば、前半の25mで3〜4回、後半の25mで4〜7回程度が妥当だと思います。

ちなみに「ラスト5mはノーブレ(息継ぎはしない)」というのが水泳界で一般的に言われています。

 

余談:水泳選手の息継ぎの回数は「0」

なお、水泳選手であれば25mのレースでは息継ぎの回数は0。(マスターズ)

50mのレースでは息継ぎの回数は0〜2回以内で泳いでいる人が多い気がします。

僕の兄のヨシヒロは、長水路(50mプール)で50mクロールを22秒台で泳ぎますが、息継ぎの回数を0にしたのはここ最近の話で、それまでは1〜2回ほど息継ぎをしていました。

 

なお、僕もたーまにマスターズのレースで50mを泳ぐことがあるのですが、僕の場合は50mで3〜4回くらい息継ぎをしています。

このように泳ぐ人の泳力(実力)によって、息継ぎの回数は変わります。

【100m〜10km】クロールの息継ぎの回数

はい。いきなり100m〜10kmという距離で括ってしまいました笑

理由はカンタンで、「100m〜は2回に1回息継ぎ(毎回呼吸)で良いんじゃね?」と考えているからです。

 

これもまた僕の話で恐縮なのですが、僕が100mのレースを泳ぐ時は「ほぼ毎回」息継ぎをしています。

息継ぎの回数を減らすとしても「ターン前に息継ぎを我慢する」とか「ラスト12.5mくらいから減らす」くらいの感じです。

なので、「100m以上を泳ぐとしたら確実に息継ぎは毎回することになるよね」という意味合いで100m〜10kmを一括りにしました。

 

とはいえ、100mはまだ短距離の部類に入ると思います。以下では「なぜ100mくらいでも毎回息継ぎで良いと思うのか?」という理由について解説したいと思います。

100m程度でも毎回息継ぎをした方が良いと思う理由

まず前提として、「息継ぎをすると泳速(泳ぐスピード)が落ちるから、短距離はなるべく息継ぎをしない」という考えが一般的だと思います。

特に初心者は息継ぎ自体苦手な方が多く、息継ぎの度に泳速が落ちてしまいやすいです。そのため余計に「息継ぎをせずに泳ぎ切ろう!としてしまいがち。

 

しかし、僕はその考えには「持続可能性」という視点が足りないんじゃないか?と考えています。

どういうことか?というと、「息継ぎをしない方が速いのかもしれない。けれど、息継ぎをしないせいで最後まで体力が保たないなら意味ないよね?ということです。

 

こういうことを言うと、「なら別に、息継ぎをしなくても泳ぎ切れるような体力をつける練習すればいいじゃね?と思う人もいるかもしれませんが、あまり現実的ではないと思います。(※100mくらいなら徐々に「息継ぎを少なくしていこう」という試みは大切だとは思う)

その理由は2つあります。

 

その①:息継ぎのテクニックを上げた方が楽

その②:長距離にも対応できるようになる

上記の通り。
【その①:息継ぎのテクニックを上げた方が楽】
これはどういうことか?というと、「息継ぎをしないで泳ぎ続けることの能力を伸ばすより、息継ぎのテクニック上げて息継ぎをしても減速しない能力を伸ばしたほうが良いよね?」ということです。

これは極端な例ですが、「100m泳ぐのに1回の息継ぎで泳げるようにしよう!」と努力するより、「泳速が落ちないように息継ぎのテクニックを向上させよう!」と努力するほうが遥かにハードルが低いです。

【その②:長距離にも対応できるようになる】
これは読んで字の如くなのですが、

「息継ぎをしないで泳ぎ続けられる距離を伸ばす」といっても限界があるし、「息継ぎのテクニックを向上させていけばその後200,400,800,1500…と距離を伸ばしていった時の潰しが効く(十分に対応できる)よね?」ということです。

 

こういう理由から僕は、「途中から体力が保たなくなるくらいなら、100m程度でも毎回息継ぎしちゃっていいんじゃね?」と考えています。

 

余談:長距離で4回に1回呼吸の人もいるけど、それはハードモードだと思う件

たまに長距離を泳いでいるにもかかわらず、4回に1回呼吸(4かきする内に1回だけ呼吸)で泳いでいる人を見かけますが、正直それはしんどすぎます。

理由としては、「長距離を泳ぐ」ということは当然それだけ酸素が必要になります。

 

想像してみてほしいのですが、仮にあなたがランニングをしていたとして、「8歩に1回しか呼吸しちゃダメ」と言われたらどうでしょうか?

 

相当息苦しく感じると思います。(水泳の4かきにかかる時間は、ランニングの8歩にかかる時間とおよそ同じくらい)

 

長距離を泳いでいるのに、4回に1回呼吸で泳いでしまっている人は、ランニングで8歩に1回しか呼吸していないのと同じようなもの。

タイムアップを目指したい人は最低でも3回に1回呼吸。できれば毎回呼吸で泳げるようになった方が良いと思います。

【まとめ】クロールの息継ぎの回数

☑️25m:1~3回程度

☑️50m:4〜10回程度

☑️100m〜毎回呼吸(最低でも3回に1回呼吸)

●理由

①:息継ぎをしない方が速いのかもしれない。けど、息継ぎをしないせいでレース終盤まで体力が保たないなら意味ない

②:息継ぎしない!を伸ばすより、息継ぎのテクニックを伸ばした方が楽

③:息継ぎのテクニックを伸ばしておけば、のちのち長距離にも対応できるようになる

 

 

以上のような感じでした!

 

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それではまた次の記事でお会いしましょう!

 

なお、今回の記事で「じゃあ息継ぎのテクニックを向上させるには?どうしたらいいの?」と思った方は下記の記事を参考にされてみてください。

 

もっと長距離を楽に、長く、速く。そして美しく泳げるようになりたい方はこちらをどうぞ⬇︎

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