でも自分を待ってくれている生徒さんもいるし、辛いけど頑張らないと…。
この記事を書いている僕は、インストラクターとしての経験が7年ほど。
2020年1月現在、水泳インストラクターを8名抱える会社も経営しています。
僕は今も実際のレッスンを行なっていますが、インストラクターとして駆け出しの頃は、今よりレッスン20倍ほどレッスンを担当しており、非常に消耗していました。
今となっては、「良い経験だったな」とは思いますが、当時はマジでしんどかったです…。
そんな僕ですが現在は担当レッスンも減り、経営に注力することができるようになりました。
そこで思うことは、「インストラクターを辞めたいなら、たぶん辞めた方が良い」という結論です。
今回は、その理由についてお話していこうと思います。
インストラクターを辞めたいなら、シンプルにやめるべき理由
その理由は実にシンプルで、多分インストラクターという仕事に向いていないと思うからです。
インストラクターだけが仕事ではない
この世の中にはいろんな仕事がありますよね?
大きくわけて
①:人と接する系
②:人と(あまり)接さない系 があると思います。
人に接する系は、飲食店などのサービス業や営業職など。
人にあまり接さない系の仕事は、プログラマーや事務・経理などがあげられると思います。
インストラクターという仕事はガンガン人に接する系なので、すごくエネルギーを消耗しますよね。
なので、そういった環境に疲れてしまった人は辞めちゃうのもアリなんじゃないのかな?とも思います。
余談:「医者の不養生」となっている人は意外と多い
突然ですが「医者の不養生」という言葉ご存知ですか?
人に養生を勧める医者が、自分は健康に注意しないこと。正しいとわかっていながら自分では実行しないことのたとえ。 コトバンク:デジタル大辞泉より引用
僕はインストラクターとしても、経営者としても、職業柄いろんな人と会うのですが、「医者の不養生状態」となっている人が結構います。
たとえば、エステティシャンや、整骨院の先生なのに疲れていたり…。カウンセラーなのに精神が病んでいたり…。みたいな感じです。
これが良いとか悪いとかの話ではなく、人になにかエネルギーを与える系仕事をしている人は、往々にして疲れ・消耗しているケースが多いように感じます。
インストラクターを辞める前に…
とはいえ、「インストラクターを辞めたくなるのは向いていないから。だから辞めた方が良い」というのはあまりにも乱暴だと思うので笑
インストラクターを実際に辞めてしまうその前に。
下記の3つの対策をとり、様子を見てみてはいかがでしょうか?
その①:思い切って休む
少し、僕の話をさせてください。
僕はもともと水泳選手としてオリンピックを目指しており、週100キロ以上泳ぐマグロ人間でした←
当然、調子が良い日もあれば、悪い日もあり。調子の良い日が続く時もあれば、悪い日が続く時もあります。
大学生の時の僕の担当コーチは「調子が悪い日が続く時は思い切って休め派」の人でしたが、僕は「休む=悪」と心のどこかで思っていたので、コーチになかなか「休みたい」と切り出せず調子の悪さをズルズル引きずってしまいがちでした。
そんな時、コーチから言われたのは「休むのも練習だぞ!」という一言でした。
今となってみれば「そりゃそうだよな」と思いますが、当の本人は「休む」という選択肢がないくらい、気付かないうちに頑張ってしまっていることがあると思います。
転じて。
今「インストラクターを辞めたい」と思っているあなた。
実はあなたも、「休む」という選択肢がないくらい頑張ってしまっているのかもしれません。
僕のこの話に、もし心当たりがある人は
「休むのも仕事」と思い、思い切って休んでみてはいかがでしょうか?
余談:「休む」ことと、人間のパフォーマンスについての記事
✓「人は疲弊する」が自衛隊の大前提
✓「休む」ことの真髄は戦略の成功確率を上げる
なぜ自衛隊は休むことを「命令」するのか という記事がおもしろいのでぜひ一読することをおすすめします!
その②:スキルアップをする
「インストラクターを辞めたい」と思う人の中には、レッスンの集客などに四苦八苦している人もいると思います。
言葉を選ばずにストレートに言うと「収入が少なく、しんどいから辞めたい」というパターンですね。
このパターンなら、あなたの努力次第で改善できると思いますのでインプットを増やし、スキルアップをしてみましょう。
「壁だ」と思っていた悩みは、学んでみると案外ハードルが低いものだったりしますよ( ^ω^ )
▶︎ 参考:インストラクターに必要な3つのスキル【稼ぐ為に必要な独学方法も紹介】
▶︎ 参考:人気がないインストラクターの3つの特徴【解決法も解説】
その③:転職しちゃう
「インストラクターを辞めたい」と思う人の中には、「インストラクターという仕事が嫌いで辞めたいわけではない。むしろ好きだ!」、「レッスンの人気がないわけでもないんだよな」という人もいると思います。
こちらも言葉を選ばずにストレートに言うと、「職場の人間関係がイヤ」、「お客さんとの人間関係がイヤ」という人のパターンですね。
これは根が深い問題ですが、僕ならとっとと転職して違う所でまたインストラクターしちゃいますね。
「他人はコントロールできない」という言葉がアドラー心理学や7つの習慣で使われていますが、まさにその通り。
「解決しよう」と自分が歩み寄ろうと思っても、相手にその気がなかったりするとそもそも折り合いがつかないことの方が多いです。
結局、自分(あなた)が変わるしかありません。
なので「インストラクターという仕事自体は好き」という方は他の場所での活動を検討することも一つの手段だと思います。
インストラクターにおすすめな転職サイト
●マイナビエージェント:こちらも業界大手。インストラクターからジョブチェンジしたくなる可能性もふまえ、こちらも登録しておけば間違いないでしょう。
結論:どんな決断をしても全て「正解」です
最後に、ここまでの流れを整理すると
✓インストラクターを辞めたいなら、そもそも向いてないかもしれないから辞めてもいいんじゃね?
✓でも実際に辞めてしまう前に、いくつか対策をとって様子を見てみてもいいかも
対策その①:仕事に疲れているなら→休んでみる
対策その②:収入が少ないなら→スキルアップしてみる
対策その③:人間関係がイヤなら→転職してみる ということでした。
で、ぶっちゃけ僕は人生に正解はないと思うので、あなたが上記のどれを選んだとしても全て正解だと思います。
一番マズイのは「インストラクターを辞めたい」と心では思っているのに何も行動しないことです。
ありきたりな言葉ですが、人生は一度きり。
YOLO(ヨロ)の精神で、このページを閉じたら行動に移していきましょう!
それではまた!
このページで紹介したもの一覧
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