こんにちは!まさとしです!
今日はクロールのストロークについて。
中でもストローク数について解説していきたいと思います。
記事には、僕自身が25Mを8ストローク、6ストローク、4ストローク、2ストロークで泳いでいる動画も載せてあります。
興味のある方はご覧ください。
「ストローク数」とは
そもそも、「ストローク」というのは、端的にいってしまえば、水をかくことです。
「ストローク数」というのは、端的にいってしまえば、片道25M(もしくは片道50M)を泳ぐのに何回水をかいたか?
ってことです。
ストローク数の数え方
ストローク数の数え方・カウントの方法なのですが、
片手種目か?両手種目か?によって、数え方が違います(と僕は教えています)
①片手種目の場合
ここでいう片手種目とは、クロール・背泳ぎのことをさします。
片手種目の場合、右手もしくは左手の入水に合わせてストローク数をカウントします。
つまり、クロールや背泳ぎで25Mを泳ぐにあたって、右手(左手)を8回入水させた場合。
片手で8回ずつ水をかいていることになるので、ストローク数は左右の手で16回という数え方になります。
つまり片手でカウントして、後からその数を倍にする。という数え方です。
②両手種目の場合
ここでいう両手種目とは、バタフライ・平泳ぎのことをさします。
両手種目の場合、両手を入水させた時にストローク数をカウントします。
つまり、バタフライや平泳ぎで25Mを泳ぐにあたって、両手を8回入水させた場合。
ストローク数は8回という数え方になります。
両手で泳いでいるので、片手種目のように後から数を倍にしません。
なぜストローク数を数えるのか?
ストローク数を数える理由は、わかりやすく言ってしまえば、自分の泳ぎの効率を測るためです。
1ヶ月前までは、25Mをクロールで泳ぐのにストローク数が16回だった。
今は25Mをクロールで泳ぐのに、ストローク数が14回で泳げるようになった。
という現象が起きた場合。
ストローク数が減った=1ストロークで進む距離が長くなった=自分の泳ぎの効率がよくなった
ということが言えます。
そのため、泳ぐ人は「もっと自分の泳ぎを効率良く!!」と血眼になってストローク数を減らそうとし、ストローク数を減らすための練習に取り組んだりします。
がしかしこの、ストローク数が減る=自分の泳ぎの効率が上がった
という現象を正しく理解できていないと、全く意味がないと僕は考えています。
余談:ストローク数を減らす練習とは?
ストローク数を減らす練習として代表的なのが、Distance Par Stroke(ディスタンスパーストローク)という練習です。
頭文字をとってDPSといったりします。
ストローク数は減らした方がいいのか?
この記事を読んでいる方はおそらく
「もっと効率よく進むために、クロールのストローク数を減らしたい!」
と思っている方が多いのではないかと思います。
が、しかし結論からいうと、
本当にストローク数を減らす必要がありますか?というのが僕の考えです。
以下、クロールのストローク数を減らしていった動画を載せていきます。
「海外の方も見るかも」と思い、画像は英語にしていますが、特に解説などはしていないので安心してください。
1本の動画は30秒〜1分半くらいで終わります。
時間があまり無い方は、
最初のストローク数8の動画と、最後のストローク数2の動画だけでもご覧いただければと思います。
【動画】クロール:25Mをストローク数8で泳ぐ
【動画】クロール:25Mをストローク数6で泳ぐ
【動画】クロール:25Mをストローク数4で泳ぐ
【動画】クロール:25Mをストローク数2で泳ぐ
ストローク数は減らした方がいいのか?【再提起】
いかがでしたでしょうか?
「いやいや笑、限界までけのびして、ドルフィンキックも打って、ひたすら距離を稼いでるだけじゃん!笑」
と、後半の動画になるにつれて思いませんでしたか?
ズバリその通りです。それが僕の伝えたいことです。
1ストロークで不自然なくらい伸びて距離を稼いだり…
リカバリー(腕を前に戻すこと)をしている最中にキックをたくさん打って距離を稼いだり…
泳ぐ人は、往々にしてこのような距離を稼ぎ方をして
「やった!!ストローク数が減ったぞ!!!」(つまり、自分の泳ぎの効率が上がったぞ!)
と喜んでいるわけです。
でも、それってなんかおかしくないですか?ってことです。
要するに、
「それってストローク効率が上がったとかじゃなくて、単なるストローク数減らしゲームをやっているだけだよね?」
ってことです。
①:その泳ぎは、いつも泳いでいる泳ぎですか?
②:その泳ぎは、レースでも使う泳ぎですか?
この問いに「Yes」と答えられない場合には、
あなたも「ストローク数を減らすことを目的とした、ストローク数減らしゲーム」をやっている可能性があります。
その辺りの弊害は、こちらの動画でもお伝えしています⬇︎
つまり、僕が言いたいのは
いつも泳いでいる泳ぎや、レースで使う泳ぎで泳いで、結果的にストローク数が減るのは泳ぎの効率が上がったと言えるけど、
いつもと違う泳ぎや、レースで使わない泳ぎで泳いで、ストローク数を不自然に減らそうとするのは違うよね。
っていうことです。
まとめ
1:クロールのストローク数の数え方
右手or左手。どちらかの片手を基準にして、入水で1カウント。あとから数を倍にする。
例:25M泳ぐのに右手を8回入水した➡︎両手で16回
2:ストローク数を数える理由
ストローク数が減った=1ストロークで進む距離が長くなった=自分の泳ぎの効率がよくなった
ということが自分で評価できるため。
でもこれには注意が必要。
3:距離を稼いでストローク数を減らしていないか?
不自然に伸びたり、キックの回数を増やしたりしてストローク数を減らすのは、泳ぎの効率が上がったとは言えない。
それは単なる「ストローク数減らしゲーム」。
いつも泳いでいる泳ぎや、レースで使う泳ぎで泳いで、
結果的にストローク数が減った場合は、泳ぎの効率が上がったと言える。
という感じでした。
結局、レースに紐づいていないと意味ないよってことですね。
レースのために練習するんだから当たり前っちゃ当たり前なんですけど。
今日の記事が
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それではまた次の記事でお会いしましょう!
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