プールでよく見かける光景
プールでよく、
「入水を意識して」や「フィニッシュを意識して」
と、アドバイスを受けている人を見かけます。
僕自身もこういうアドバイスを確かにしていたのですが、
最近、「このアドバイスの仕方、乱暴だよなぁ」
と思うようになりました。
いくつものシーンに分けることができてしまう
たとえば、「入水」でいくと
①指が水に着いたときが入水?
②肘が水に着いたときが入水?
③腕を水中に伸ばしていくのが入水?
など、一言で「入水」といってもいくつものシーンに分けることができてしまうからです。
それを一言で「入水を意識して」とアドバイスするのは、
「アドバイスっぽいことをいって、全然アドバイスになってない」と思ったわけです。
指導者は北海道、生徒は沖縄へ
さらに、このアドバイスの仕方だと、
指導者が①だと思ってアドバイスをしているのに、
生徒さんは③だと思っている
こういうことも、起こってしまいます。
これは、
指導者は「北海道」を目指しているのに
生徒さんは「沖縄」を目指してがんばっている
ようなものです。
このように、
指導者と生徒お互いが、「その動き」を「どのように認識しているか?」の共通の認識ができていないと
そもそも意識のしようがないわけです。
非常にむずかしいところではありますが、
効率的に上達していくためには、「認識のズレ」をなるべくなくすこと。
これがとても重要なポイントだと思います。
以上、「指導者と生徒、同じイメージを共有しましょう」
というオハナシでした(o^—^o)