この記事の内容は動画でも解説しています。動画ベースでより理解を深めたい方、よろしければご覧ください⬆︎
こんにちは!まさとしです!
疲れないクロールの泳ぎ方ってないのかな?
そもそも「疲れない泳ぎ」とはなにか?
よく生徒さんから「疲れないクロールの泳ぎ方を教えてください」と言われることがあります。
しかしながら、そもそも「疲れない」という言葉は、どういう状態を指すのでしょう?
このような感じで「疲れない」と一言でいっても、いくつもの状態が設定できてしまいます⬇︎
☑️「泳いだあと一切ぜぇぜぇ、ハァハァしない」という、心肺的に疲れていない状態のことを「疲れない」とするのか?
☑️では、「泳いだあと軽く息が弾むくらいのぜぇぜぇ、ハァハァ」は「疲れない」部類に入るのか?入らないのか?
☑️「泳いだあと腕や肩などに一切疲労感がない」という、筋疲労的に疲れていない状態のことを「疲れない」とするのか?
☑️では、「泳いだあと腕が上に挙がらない程ではなく、程良く張ったパンプアップされた状態」は「疲れない」部類に入るのか?入らないのか?
…きっとこれを読んでいるあなたは「理屈っぽい奴だなコイツ」と思っていることでしょう。
はい、僕もそう思います←
しかしながら、言葉の意味を取り違える=上達に支障をきたすので、
言葉ってむずかしいですが、共通理解をしておくのは非常に大切だと思っています⬇︎
https://twitter.com/swimshachooo/status/1116680230058389505
指導の現場でよく起こるのは 【お互いが同じ絵を見れていない】 という現象です。
当たり前ですが、これではいつまでたっても上手くなりません。
指導者→モナリザ
生徒→ムンクの叫び を見ているようなものですから。人間関係のトラブルも、大半がこの見てる絵の違いによることが多いです。
上記のように、言葉の意味を取り違えたままレッスンをしていると、お互いの認識もずっとズレたままになるので、
この「疲れない」という言葉をどう捉え、定義するか?というのを掘り下げることから、実際のレッスンではスタートしています。
が、それを記事にすると超・長編になりそうですので笑
この記事では、
僕がレッスンをしていて特に初心者の生徒さんたちの反応の良い「疲れない泳ぎ」を紹介していきます。
これを読んだあなたは「めんどくさい奴だなコイツ」と思ったことでしょう。
はい、僕もそう思います←
疲れないクロールの泳ぎ方1:スピードを落とす
25Mや50Mなど、短い距離でも泳いだあと、息がぜぇぜぇ、ハァハァしてしまう人は
そもそも、泳いでいるスピードが速いことが多いです。(スピードのギアが1個しかないイメージ)
特に水が怖い、息継ぎがうまくできないなどの初心者の方が多く陥っていることが多い気がします。
ですので、そういう方はスピードを落として泳ぐ練習がオススメです。
スピードを落とす練習:あえてゆっくり泳ぐ
具体的には、25Mを60秒かけて泳ぐ、70秒かけて泳ぐ、80秒かけて泳ぐ。という練習をやってみましょう。
あえてゆっくり泳ぎ、遅いスピードのギアを作る(増やす)みたいなイメージです。
現役スイマー、元スイマーなど、いわゆる「泳げる人」というのは、速く泳げるという面だけ思われがちですが
実は、めちゃめちゃ遅くゆっくり泳ぐことでもできます。
たとえば、
クロールを泳いでいるのに、その場から一切前に進むことなく留まれたり、後ろ向きに進むクロールだってできます。
つまり、速く泳げる人ほどスピードのギアが何段階もあるんですね。
いざ「泳ぐ」となると「速く泳ぐ」という風になりがちですが、あえて「遅く泳ぐ」練習も大切です。
上述の通り、速く泳げる人は遅くも泳げるのですから。
参考記事:あなたのクロールが苦しい原因
以前、「あなたのクロールが苦しい原因」という記事を書きました。
その記事では、
ということをお話しました。
この「あえて遅く泳ぐ」練習方法を行えば、①の心肺的に苦しい。が、かなり改善されるです。
ご覧になりたい方はどうぞ⬇︎
疲れないクロールの泳ぎ方2:手を前で待たせる
初心者の方のクロールで多いのが、
手が前で待てず、まるでハムスターの回し車のように腕をぐるぐる回しながら泳いでしまうことです。
これでは、息もあがってしまいますし、腕や肩の疲労感も大きくなってしまいます。(腕をぐるぐる回しながら泳ぐので)
ですので、手を前で待たせる練習を行いましょう。
手を前で待たせる練習:キャッチアップクロール
このキャッチアップクロールの練習方法については長くなってしまうので
別の記事にしてあります。こちらをご覧ください⬇︎
疲れないクロールの泳ぎ方3:キックの回数を減らす
初心者の方のクロールで多いのが、
沈むのが怖いのか、キックをバタバタとすごい回数打ってしまうことです。
これでは、息もあがってしまいますし、脚の疲労感も大きくなってしまいます。
ですので、クロールを泳いでいる時にキックを少なくする練習を行いましょう。
キックを少なくする練習:2ビートクロール
この2ビートクロールの練習方法についても、長くなってしまうので
別の記事にしてあります。こちらをご覧ください⬇︎
参考記事:体を浮かせるコツ
以前、「体を浮かせるコツ」という記事を書きました。
「泳ぐとき体が沈んで怖い!」という方はよろしればご覧ください⬇︎
疲れないクロールの泳ぎ方:まとめ
1:あえてゆっくり泳ぐ
そもそも泳ぐスピードが速いから疲れる。
25Mを60秒かけて泳ぐなど、あえてゆっくり遅く泳ぐ練習をして、スピードのギア、バリエーションを増やそう。
2:手を前で待たせる
ハムスターの回し車のように腕をぐるぐる回すと疲れる。
右手と左手がそろうまで、水をかかない、というキャッチアップクロールの練習をしよう。
3:キックの回数を減らそう
キックをバタバタと動かすと疲れる。
キックが2回でもクロールが泳げるように、2ビートクロールの練習をしよう。
以上のような感じでした!
今日の記事が
少しでも「タメになった!」という方!
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それではまた次の記事でお会いしましょう!
キャッチアップクロールや2ビートクロールの、より細かい注意ポイントを聞きたくないですか?
そんな方はこちらをどうぞ⬇︎
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